ハンドルいっぱい切るとカリカリ音がする
投稿日：2020.01.27
車検で入庫して頂いた車ですが、点検でドライブシャフトブーツが破れていて交換が必要になりました。今回は内部にも損傷があった為、シャフト交換での修理となりました。
ドライブシャフトブーツが破れたまま走行を続けてしまった為、中のグリスが出てベアリングなどが痛んでしまい、ハンドルをいっぱい切るとカリカリと異音が出ていました。
修理せずに乗り続けると、ベアリングが破損して走行できなくなる恐れがある為、ブーツが破れていると修理しないと車検は合格できません。
上が新しいシャフトで、下が破れたシャフトブーツです。
この部品の役割は、エンジンの力をタイヤへ伝えるのですが、ハンドルを回してタイヤの向きが変わってもいいように関節となる箇所があります。その部分をブーツで覆って中にグリスが入っていて磨耗などしないように保護しています。
年数の経過によってゴムが劣化し、やがて破れてしまいますが、破れても普通に運転している時には分かりません。音が出る前ならブーツだけ交換すれば良いのですが、異音が出た場合は一緒にシャフトも交換が必要になります。
上の写真がデフといってエンジンの力を左右のタイヤへ分けている所です。
下の写真がハブといってタイヤ側の回転を受けているところです。
この左右をドライブシャフトが繋いでタイヤが回っています。
新しいドライブシャフトを交換した状態です。
今回は新品ではなくてリサイクルパーツを使用して整備しました。
